記憶の底に沈めた思いを唯解き放てば、救われるだろうか焼き付いたまま 消せないものたち通りすぎたのは時間だけじゃないから眠りに付く瞬間の匂いあなたに何時か 届け騒ぎ続ける月に手を差(かざ)し託した思いは屋根をかすめて遠く遠く果てまで遠く夜の影を集めて光る夢答えのない問いを 何度も探して嘘だと知りつつ この胸に隠した