こえも
ねつも
だれのかざす てのひらも
くくりつけておくひもも
あらゆるものを透過して
とどめおくことのできない
質素ないすに
もたせかけても
すぐにころころ
ころがって
するどくとがった
もろいからだは
つねにひびわれ
そこからとめどなく
なみだをながして 欠片をひきとめ
こなごなになりきることすら
かなわない
ころころ
ほろほろ
すりぬけ ころがりつづける
はかなく鋭利な
クリスタルは
いずれ 湿度を保ちはじめ
そこらの微粒子やら
微生物をくっつけて
ますます
奇妙なかたまりになって
18年さきをあるく
わたしの背中に
ゆきあたる
一塊はわたしをとりこんで
アンバランスに
ころがっていく
尖りをうしない
糖度をます表皮に見えかくれする
なみだのひび跡が
高純度の太陽をあびるたび
ひかりのかけらを吹いている
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from the forest behind
裏森より
⛰
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カゼノタテガミ
ビロードみたいに すべらかな毛並み
頭がどこか
尾はあるか
群れか 巨大なひとつか
なにも知らない
山奥から次々に降りてきて
服をくすぐったく膨らまし
背中をぐんと押すから
あっという間にスクールバス停だ
帰り道にはもういない
なんとも気持ちいい 2キロの道連れは
台風一過の朝に かならずあえる
みえなくたって
そこには いた
奇妙で 近しい
ふるい ふるい
いきものたちのこと
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カーブミラー
にがくて あまい
みちくさつんで
ささぶねうかべ
わたげをとばし
ながいながい はなわひもあんで
あるいていく
もんのところで ありのすこづいて
もっていたって みえてこない
きたいを おいて
ありかを さがしに
カーブのさきの
やまなみの さきの
どこまでかも しらないで
あるいていく
とんびと やまびこに
「いってきます」
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すきなものを すきなだけ
To t
cafe kakka
kazemori shokan
lost find tales
kazenori shokan
ひるのいぬは
おひさまを たっぷりためこんで
ときどき
よるのいぬにあいにいく
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カゼノタテガミとクウキオオサンショウウオ
風の強い朝の通学路にあらわれるものたち
ありし日の道草
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