カゼノタテガミ
ビロードみたいに すべらかな毛並み
頭がどこか
尾はあるか
群れか 巨大なひとつか
なにも知らない
山奥から次々に降りてきて
服をくすぐったく膨らまし
背中をぐんと押すから
あっという間にスクールバス停だ
帰り道にはもういない
なんとも気持ちいい 2キロの道連れは
台風一過の朝に かならずあえる
みえなくたって
そこには いた
奇妙で 近しい
ふるい ふるい
いきものたちのこと
kazemori press
カーブミラー
にがくて あまい
みちくさつんで
ささぶねうかべ
わたげをとばし
ながいながい はなわひもあんで
あるいていく
もんのところで ありのすこづいて
もっていたって みえてこない
きたいを おいて
ありかを さがしに
カーブのさきの
やまなみの さきの
どこまでかも しらないで
とんびと やまびこに
「いってきます」
ウロとムロの話
wind keeper
風車守のきょうだいがいた
しめったのっぱらのまんなかよりもすこし森にちかいところに
いっぽんの木みたいにたつこやに
かっぱつなウロが 羽根車をうごかし
ものしずかなムロが 歯車のていれをする やくめ
ふたりには ほかにはみえない
風がのこした足あと フーモンがみえた
のっぱらを たびたびあらすフーモンをかきかえて
川下の森にくらすかあさんをまもるため
むかし 旅にでたままかえってこないとうさんに
じぶんたちがつくった うつくしいフーモンをみせるため
ふたりは きょうも 風をみている
すきなものを すきなだけ
To t
cafe kakka
kazemori shokan
lost find tales
kazenori shokan
ひるのいぬは
おひさまを たっぷりためこんで
ときどき
よるのいぬにあいにいく