Showing posts with label favorite books. Show all posts
Showing posts with label favorite books. Show all posts

Jun 11, 2026

 



広島からやってきた旅の絵描きさんに会いに行った


絵の街はしずかになじんでいて
私はすぐに居心地よくて
窓から吹き込む爽風を吸いこんだ

画集とはまた違った風合いで
画集とは別の絵に目がいく
仙台の街並みを思う"street"の木漏れ日
全体を締めるように"orange house"が明るむ
画集の中と気配をかえて "kitchen"がくれる安心感

何度も絵を眺めて たくさんお話をした
nakabanさんが描く 丸みのある色彩
アーチや窓、カップやカーブ

"つぶれないかたち"

木々の枝ぶり 人の営みの気配
移ろう水や雲の流れ
簡易額装の縁取り
絵本
そのどれもこれもに ずっと惹かれ続けていること

再会を願って、おだやかな曲線(お店の名も。nakabanさんの絵とまとうものも)
余韻にぷかぷかと漂いながら帰宅
薦めてもらった水彩筆を 思い切って注文した

私もまた描きます









Dec 24, 2025





nakaban画集

In Modest Blue」(ELVIS PRESS



100ページを超えるその全てが描き下ろし。

彼がひろいあつめてきたモチーフを両手のひらから目のなか、足の裏、架空の街の路地をめぐり、アーチをくぐり、空気を吸い込み 五感で転がす


平面を溢れるミルキーで豊かな色彩が、丸みを帯びた境界につつまれているのが魅力で、私が惹かれ続ける理由なんだと思う


ライト、湯気、水のゆらめき、移ろう雲

描かれてはいない人々の営みをたしかに感じる風景。

静物画でいて動いているぬくもり。


すでに宝物の一冊です。



nakaban exhibition

2025.12.9 - 2026.1.12

at ON READING

at babooshka


 In Modest Blue ELVIS PRESS site

Oct 6, 2025




十五夜のひるひなか
小さな村の小さなカフェの文通友達が
初めて作ったエッセイ本が届く
青い月夜のカードが添えられていて
私も好きな木版画家さんの絵だとすぐにきづき
このみがかさなることが
またうれしかった


彼女から届く手紙は
かわいい切手やマスキングテープ
オリジナルのスタンプで彩られていて
彼女のつくるケーキや料理
花咲くようなカフェの店内の
空気そのものを贈ってくれる


thank you T
とれたてのフルーツみたいなエッセイの出版 おめでとう

2度目の「再会」を願って

Sep 26, 2025

 



greenery autumn of reading

May 21, 2025

ウロとムロの話

wind keeper


風車守のきょうだいがいた

しめったのっぱらのまんなかよりもすこし森にちかいところに

いっぽんの木みたいにたつこやに


かっぱつなウロが 羽根車をうごかし

ものしずかなムロが 歯車のていれをする やくめ


ふたりには ほかにはみえない

風がのこした足あと フーモンがみえた


のっぱらを たびたびあらすフーモンをかきかえて

川下の森にくらすかあさんをまもるため

むかし 旅にでたままかえってこないとうさんに

じぶんたちがつくった うつくしいフーモンをみせるため


ふたりは きょうも 風をみている


kazemori press

Mar 11, 2025

 








雪が絶え間なく降り続いていて

まだ実家暮らしだったわたしはひとり

危険なことはわかっていて

火を絶やせずにいた 薪ストーブの前で

毛布にくるまり

静寂と薄闇のなかで

まぶしい無声映画のスクリーンみたいに光る窓を

ぼんやりと見上げていた


家族が帰って来る車の音を待ちながら

それが永遠に聴こえなければいいのに とも

本気で思っていた

あの日の わたしがいた


前年の最後に 

初めてたくさん語らったひとは 

海のそばに住んでいると話していた

彼女の命は あの日 海のむこうへいった

 私も隅に小さな作品を並べた 父の展覧会場だった

水産会社の建物が なくなって


春の湿ったつめたさに ひたしてある

あの時の これっぽちと

それからの いくつもの 喪失の記憶


でも  何も知らない 

本当のことは

誰かの本当も

わたしが失くしてきたものが 何なのかも


自分のことすらようやく

知ろうとしている今だって

もう遅いのかもしれない

それでも あきらめの悪い質のおかげで

放りだすこともできずにいるわたしが

今日も ここにいて

 また

わすれていく


とまどっていい

とどまることは なくていい

なかなか減らない絵の具で 

きれいごとをかさねては ぬぐった物語を 


選び続けられるように


明日のわたしへ

mar,2025




dec,2022

Feb 28, 2025

 





見返しの 羽の雪 降るなかで 遊ぶ黒猫さん

feather waltz
🐀 





「Omoidorini ikanai」




おつかれさま
everyone

Feb 23, 2025

 




ひどく冷えて 遅い朝

 冬の森が隠した 深緑色のお話をたずさえ
 雪やけと高揚で 頬を薄ピンクにそめて やって来たヤービを見て
私は 夢の中でさえ持ち歩いていたさみしい が
すこしだけ きえたようだったのです



thank you, my dear mice

Yarbi is not a mouse, but










Dec 24, 2024

 







いい眺めのある場所

🎨✏️

thank you always and forever, my colleagues








a gift for myself

⍋*

Nov 19, 2024

 







わたしはわたす
あなたをわたす
あなたへわたす
わたしもり

あなたはあなた
あだしのあたり
わたしはわたし
わたしもり


s.t


many many thanks to 
s.t , r.n

📚

Nov 8, 2024

 


母の友が来年3月で休刊と知り

好きな特集ということもあって、初めて購入した

近くにあるえほん屋さんで


私の母が、母の友を購読

私たちきょうだいは

こどものともやかがくのとも、たくさんのふしぎやおおきなポケット

そして絵本で育った


私はまだ「母」ではないけれど

自分自身の『母』として

手元に置いておきたくなって


最終号まで、気になる号は買ってみようと思います

さびしいけれどありがとう

私たちを育んでくれて




Aug 21, 2024

 





"空が欲しい
言葉の空じゃなく
写真の空でもなく
本物の空を自分の心に"




"思い出のうちに あなたはいない

せせらぎの歌に この空の色に

花の香りに いつまでも生きて"



                             s.t




Apr 5, 2024

 





りぴーと りぴーと りふれくしょん 純真の賛美がつらなってふくらんで 地表についたゆきびらが しゅってきえゆく爽やかさのように 次のめくりにさそわれる ふりつもる こたえのない 幸福








『ゆきのゆきちゃん』 きくちちき
ミシマ舎

Jul 7, 2023





" いつかの森   平澤まりこ作品集  "


one day in the forest

Mariko Hirasawa








その森は きっと旅の途上の森で

望めば いつでも現れる森


彼らの森は 静謐でしなやかで

誰にも 傍らで休む木を やわらかな木漏れ日を

優しい 闇を

惜しみなくあたえてくれる


視覚が求める 中扉のグリーン

背守りのように佇む 金の馬 銀の馬


開くたびに 見つかる 小さな宝物がふえていきそう



いきものたちが 私の内側にふれて 駆けてゆく

また 遠くから 見つめている

光がゆらぐ わずかな抑揚の

なんて 心地よいのだろう