たよりないもののために 人は命をかける
ボロ切れで歌をみがく 何度も道にまよう
遠い昔に わかっていること
知らないふりして階段を下る
忘れられた ものたちのダンスは続いている 信じることで この夜に
ようやく朝が訪れるのなら
信じる力は どこに落ちている
皆が飲んでしゃっくりしていた
母さまの腹の水に 握りしめていた
へその緒の彼方に
たよりないもののために - Saho Terao