自重でのびやかに軌道からはずれ
その軌跡を見送る
おなじようにただよってきたものたちと
手をつなぎ輪になってくるくる踊る
無温度でゆったりと気だるいダンスを
いつかその中心に小さな星が生まれて
そっと指先でふれるとすべすべとやわらかい
わたしたちはその星の衛星軌道になっていく