May 30, 2021


 memo...

"昨日の自分に手紙をもらった"

edge effect




May 29, 2021



Thank you Eric Carle .





 

May 24, 2021


何が気に入ったのか

家の東壁を執拗に突くアオゲラがいた

たびたびやってきては穴を増やす

薄い板壁の穿ち具合や そこから伝う自分の音が

心地よかったのだろうか

とは言えその間絶えず

けたたましいドラミングは家中に鳴り響き

私たちを辟易させた





カカカカカ ココココココ

春の乾いた林の中から不思議な音が聞こえてきた

誰かいる 木を叩いてる

思わず耳をそばだて目をこらす

コココココ

ヒトじゃない...

背筋にひやりとしたものが下りる

知識の浅い私は遅れて ああキツツキ と気づくのだが

あまりに作為的で不可解なその音に

キツネにつままれたような思いがした

(その後アオバトやアオバズクの声にも同様の反応をする)



今も私の耳の奥で 孤独な木霊が啼いている





May 19, 2021


 裏山。

あまり日の差さず 湿気を帯びた

秘密の場所めいた響きだ

昔住んでいた家の裏山の印象だろう

ミズナラやカエデ クヌギ トチなどの落葉樹林

その奥に杉林が始まり里山の森へとつながっている

タイヤの積まれた簡素な階段と入口はあるものの

押し返すように繁茂する藪で 塞がれているようにしか見えない

山菜を採りにか その道なき道を分け入っていく父が

不思議でならなかった

圧倒的な藪への非力もあるが

専らほかで遊ぶのに忙しかったため

 足を踏み入れることは ほとんどなかったように思う

けれど しばらく戻ってこない父が

(時折思わぬ所から姿を現したりするのでびっくりする)

一体裏山でどうしているのか

クマのように移動する姿を想像する

「秘密」感は深まるばかりだ

夜になるとフクロウがあやしげに鳴いていた



今はその裏山も伐採され

住んでいた家も無くなり

秘密と思い出を抱えたまま

記憶の中にうすれつつ 在る




May 18, 2021


 からりと晴れた朝

梅雨前線が足をはやめる前にと

布団類を一度に干す

ふとベランダから路地に目を落とすと

見慣れないものがちかちかと細かく動いている

アオスジアゲハだろうか

片方は水色の斑紋が見える

ストライプはナミアゲハ?

手足の長いペアの踊り手のようだ

わたしの視界の中で行きつ戻りつしながら

いっときくるくると飛び交わすと

裏のツツジの蜜を吸いにか

どちらからともなくちらちらと移っていって

見えなくなった




May 17, 2021



vert cachette



 

May 11, 2021



the shade of green is even deeper



May 10, 2021


 夕景。

at dusk


頭の中をかきまわして

そしてふたたび沈殿してゆくのを

じっと待つ

とおくの火を見つめながら




May 9, 2021

 memo...

vert cachette

緑庵




May 8, 2021

 


"  創ることは 生きること。"

                                                       ————— kaho nashiki

create is to live




May 3, 2021



a little forest after the rain






 



May 1, 2021