Jun 26, 2025

 




Crunch...crunch...
I carve it into place
Slowly and impatiently
Leaving behind
a tiny, insignificant footprint 
into time and space

Jacob Collier - Summer Rain (Feat. Madison Cunningham & Chris Thile)

Jun 25, 2025

 





あらゆる素材が幾重にも
かさなった層

知らない星の地表のようで
地球のどこかの海底のようで

自然物の存在感と
あたたかさをもっていて

偶然性のなかに
作者の意図と 
たどってきた道の繊細さが
確かに織り込まれてる

Sadam Yoshizawa Solo Exhibition
"Tiny Book Store Art Show"
2025 6.14-29


The giant handmade drawing book is a must-see!

Jun 21, 2025

 




summer solstice night

 
long, long, sunny day

 








🍇



新入り君
2024
ink,pencil on paper




vineyards cat 02
2022
ink,pencil on paper

Jun 20, 2025

Jun 19, 2025

 




 木漏れ日に紛れて 

刻線の水滴が
淡く
鮮明に

ひやり ここちよく
火照ったからだを 重ねうつ



physis next VI
6.17 - 6.22






The green, green canopy is high and high

Jun 16, 2025


あなたがどこかで笑う 声が聞こえる
熱い頬の手触り
ねじれた道を進んだら その瞼が開く

離れ離れてもときめくもの
叫ぼう今は幸せと
大切なことは言葉にならない
跳ねる光に溶かして


spirits of the sea- Kenshi Yonezu

Jun 12, 2025

Jun 11, 2025



こえも

ねつも

だれのかざす てのひらも

くくりつけておくひもも

あらゆるものを透過して

とどめおくことのできない


質素ないすに

もたせかけても

すぐにころころ

ころがって


するどくとがった

もろいからだは

つねにひびわれ

そこからとめどなく

なみだをながして 欠片をひきとめ

こなごなになりきることすら

かなわない


ころころ

ほろほろ

すりぬけ ころがりつづける

はかなく鋭利な

クリスタルは


いずれ 湿度を保ちはじめ

そこらの微粒子やら

微生物をくっつけて

ますます

奇妙なかたまりになって

18年さきをあるく

わたしの背中に

ゆきあたる


一塊はわたしをとりこんで

アンバランスに

ころがっていく


尖りをうしない

糖度をます表皮に見えかくれする

なみだのひび跡が

高純度の太陽をあびるたび


ひかりのかけらを吹いている







kazemori press

Jun 9, 2025

 




鳥が 蟲たちが 目の前まで飛んできて一緒にうたう
緑陰さらに深くふかく
みちゆくひとたちに はじめまして



梅雨がきて
夏がいって

たぶん
秋がきたころ

また あおう


I wanted to come back here before the rainy season and summer hits

🍂

 




たくさんの言葉につつまれた空間で
しんと黙って
たたずむ 素描

あんしんする
ただそこに
いてくれるだけで







bookshop located down a small alleyway that you could easily pass by.

a shady sanctuary surrounded by old trees.


 Ima ni Aru -  mayu

Jun 7, 2025




from the forest behind
2025
etching



 first time

「 startboard rudder slowly 」

the fun of things not going as expected


thank you for


Jun 5, 2025

 


タイサンボクの最初の一輪

ドクダミの花弁

貯水槽の球体

白が映える 芒種


Jun 1, 2025



たよりないもののために 人は何度も夢をみる 

ボロボロになりながら 

美しいものをうむ 

枯葉の小さな つむじ風のテンポで 

ダンスは続いている 

見えなくなった ものたちの 

ダンスは続いている 


疲れきった仲間が 舞台をおりてゆくよ 

舞台なんかないって 誰もさけばない 

演じることが すべてなんて

そんな真実いらない 

正直だった ものたちの

ダンスは続いている 


遠い昔に わかっていること 

知らないふりして階段をくだる


忘れられた ものたちの

ダンスは続いている 



― Saho Terao

May 29, 2025

 



モース硬度 1 のクリスタル

飛行機のゴールテープ

クローバーのにおい

手のひらに星空

シトドの梅



May 28, 2025

 

【お知らせ



3つの原画作品とポストカード等を
大崎市岩出山の街角にあるパン屋さん
ひとつぶ堂さんにてお取り扱いいただいてます


天然酵母の滋味が 
素朴なパンや焼き菓子 ひとつひとつに
まあるく つつまれ
小さな店内のあちこちに
ひっそり ふかく すみついています 

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
※パンの販売は予約制
作家さんのアクセサリーや雑貨等も取り扱っています




web shopお休み中です。
web galleryは引き続きご覧いただけます。
よろしくお願いいたします




solitaura

gallery and shop



hokura
2025
pencil,watercolor on paper



 To. A




かみさまの

ひとやすみどこ

あり〼

ちいさなまちの かどっこの

ちいさなおやしろに

May 26, 2025

 Tsukuru sekai - Torio Ohashi

monster feat. Motohiro Hata - Ohashi Torio 

 






雨上がりの森へ

vitamin T (tree)


🌳

向かいの林のクロツグミが
まるで直に耳元でうたってる

家の裏林の子とは ちがううた


It feels like I'm playing with the birds and the wind




帰りの駅のホームで

ぴっかぴっかの
いっちねんせい

と 歌とダンス付きでキラキラ
キレッキレに踊っていた
girlsが最高に可愛かったな

May 25, 2025

 

Jupiter - -Ayaka Hirahara

📻





a flickering light at the bottom of the swamp

🕯

what is it that I continue to seek forever and ever?

May 24, 2025

 


うみからいでて

もりにわけいり

いずみにしずみ

あめをうけ

かぜをあびて

ひとになる



To. 「the earth」- T.M



May 23, 2025

 


小梅ころがる 小暗山


里のアーチを伝うのは


母さんの好きな風ぐるま


母さんの母さんからの花


蚕時雨ゆらして水ぐるま


渡し舟よ通りませ



May 21, 2025




 from the forest behind

裏森より

kazemori press

 カゼノタテガミ


ビロードみたいに すべらかな毛並み

頭がどこか

尾はあるか

群れか 巨大なひとつか

なにも知らない


山奥から次々に降りてきて

服をくすぐったく膨らまし

背中をぐんと押すから

あっという間にスクールバス停だ

帰り道にはもういない


なんとも気持ちいい 2キロの道連れは

台風一過の朝に かならずあえる



みえなくたって

そこには いた

奇妙で 近しい

ふるい ふるい

いきものたちのこと


kazemori press

カーブミラー


にがくて あまい

みちくさつんで

ささぶねうかべ

わたげをとばし

ながいながい はなわひもあんで


あるいていく


もんのところで ありのすこづいて

もっていたって みえてこない

きたいを おいて

ありかを さがしに


カーブのさきの

やまなみの さきの

どこまでかも しらないで


あるいていく


とんびと やまびこに


「いってきます」


kazemori press

ウロとムロの話

wind keeper


風車守のきょうだいがいた

しめったのっぱらのまんなかよりもすこし森にちかいところに

いっぽんの木みたいにたつこやに


かっぱつなウロが 羽根車をうごかし

ものしずかなムロが 歯車のていれをする やくめ


ふたりには ほかにはみえない

風がのこした足あと フーモンがみえた


のっぱらを たびたびあらすフーモンをかきかえて

川下の森にくらすかあさんをまもるため

むかし 旅にでたままかえってこないとうさんに

じぶんたちがつくった うつくしいフーモンをみせるため


ふたりは きょうも 風をみている


kazemori press

May 20, 2025

 





うつくし 紙もの届く朝

独特で真新しいインクのにおいに顔をうずめて

砂浜でみつけた貝殻みたいな手触りの紙に

散りばめられた色と言葉を 指でなぞる


わたしもいつか
流れつくさきで
こんな本をつくりたい