昨夕 ヒグラシが 小昼 ニイニイが鳴いた
セミたちが羽化しはじめてる
長い長い眠りからのまた目覚め
なのに知っていたように
昨夏の続きを
ひそやかに 遠慮がちに語りだす
生まれかわりのプロローグを
出会うため
継ぎ渡すため
生きる歓びを ただ謳う
『awakening new born』