いつもいつも登ってきた太陽がいう
いつかの日に生まれてきた風が唄った
ぼくらは宇宙の子ども
忘れてしまったものを見つける旅さ
一冊の本に出てくる脇役にも
主人公としての物語があるように
本のページをめくる人にも
つくってみたい世界がある
🪶
わたしの物語に現れたあなた
あなたの世界に通りすがったわたし
すれ違ってゆくあらゆる風のお話
気づいたそのときは
耳をすましてみる
立ちどまって またたくひかりを見つめてみる
終わりの見えない旅に添える
とびきり美味しい道草になるかもしれない
味わいそびれたらその分は
継ぎの風にのせて